オーストリア銀行 Kunstforum Vienna

アントン・コービン:お気に入りの闇

デジタルガイドツアー

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アントン・コービン:お気に入りの闇

2025年2月15日~6月29日

表紙写真:アントン・コルビーン ジョディ・フォスター『ハリウッド』1995 © Anton Corbijn

アムステルダム在住の写真家、映画監督、デザイナー。1970年代以降、彼のイメージはポップカルチャーの捉え方に決定的な影響を与えてきた。

バンク・オーストリア・クンストフォルム・ウィーンで開催される「アントン・コービン:フェイバリット・ダークネス」展には、コービンの最も有名な写真や、短編の作家映画のような1983年以降のミュージック・ビデオのセレクションなど、50年にわたる約200点の作品が展示されている。

また、自身のアーカイブを公開し、ステージセットやアルバムジャケットのスケッチを初公開している。アントン・コルビンは、デペッシュ・モードのアートディレクターとして歴史を刻み、1986年以来定期的に仕事を共にしてきたバンドのビジュアル・アイデンティティを作り上げた。

Image: Anton Corbijn Philip Seymour Hoffman, New York 2011 © Anton Corbijn
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音楽、ビジュアル・アート、文学、ファッションなど、数え切れないほどのアーティストがコルバンのカメラの前に立ってきた。プロテスタントの牧師と看護師の息子であるコルバーンは、この言葉を批判的に捉えている。

とはいえ、コービンの生い立ちと、それに関連する芸術的に偉大なものを生み出す人々への誠実で持続的な関心が、彼のビジュアル言語を理解する鍵である。彼のポートレートは、常に有名人の背後にある人物を映し出す。彼は主人公を異例の環境に置き、ごく近くから撮影し、親密さ、信頼、驚きに満ちた瞬間を作り出す。
彼のポートレートは、しばしば型破りな構図で、粒状性と意図的な露出不足が特徴である。また、比喩的な意味で暗く憂鬱な絵が多い。

Image:Anton Corbijn Self Portrait, London 1987 © Anton Corbijn

Anton Corbijn: Favourite Darkness』は、アントン・コルビンの70歳の誕生日を記念して開催される、ウィーンでの初の個展である。
展覧会と並行して、ウィーンの映画館ガルテンバウキノでアントン・コービンの映画作品の回顧展が開催される。

キュレーション:リサ・オルトナー・クレイル

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